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2008・6・13 「バヤデルカ」 モスクワ・ボリショイ劇場
2008年6月13日
ニキヤ…ナヂェージュダ・グラチョーワ
ソロル…ニコライ・ツィスカリーゼ
ガムザッティ…マリヤ・アレクサンドロワ
グラチョーワは今シーズンだけでも、もう3回以上はこのニキヤを踊っているでしょう。しかし、彼女のニキヤは何度見ても素晴らしい、と言わずにはいられません。この日も全幕を通して本当に素晴らしかったです。
特に2幕の結婚式の場面での踊りは哀愁漂う艶っぽい踊りが、切なく、息をのむほど美しかったです。ニキヤが走り出て、一歩足を前に出しただけで空気が変わりました。ニキヤが踊っている間だけ、違う空間にいる錯覚すら覚えました。花籠を上に掲げて...
2008・6・9 「明るい小川」 モスクワ・ボリショイ劇場
2008年6月9日
ジーナ…アナスタシヤ・ガリャーチェワ
ピョートル…アンドレイ・メルクーリエフ
バレリーナ…ナターリヤ・オシポワ
バレエダンサー…ヤン・ゴドフスキー
【あらすじ】(“バレエ辞典”のページより ソ連時代の集団農場コルホーズが舞台で、主役はそこで農業を学ぶピョ-トルと、その妻ジーナ。ジーナはかつてバレエを学んでおり、収穫祭のためにモスクワからやってきたダンサー、かつての同窓生と再会する。しかし夫ピョートルがそのダンサーに惹かれているので、複雑な気分だ。
彼女を励ますために、ダンサーとそのパートナーはある計画を...
2008・6・6 「白鳥の湖」(全3幕) ロシア・インペリアル・バレエ団公演(芸術監督:ゲジミナス・タランダ) inモスクワ・ノーヴァヤ・オペラ劇場
2008年6月6日
オデット/オディール…ヤロスラーヴァ・アラプターノワ(ペルミ劇場ソリスト)
王子…ナリマン・ベクジャーノフ
悪の天才…アレクサンドル・ヴォルコフ(ペルミ劇場ソリスト)
初めてこの劇団の公演を観ました。“演劇”とも言えるような演技の濃い劇団で、普段バレエの王道を行くボリショイ劇場を観なれている者としては新鮮でした。物語の最後がハッピー・エンドのバージョン。基本的に大筋は白鳥の湖の台本を辿っているのですが、所々個性的な演出があって中々ユニークで楽しめました。
この劇団は総勢何名なのかわからないのですが、最多で1人3役をこ...
2008・5・16 「ガラ・コンサート~スヴェトラーナ・アディルハーエワ祝賀~」 モスクワ・ボリショイ劇場
2008年5月16日
ボリショイ劇場のスヴェトラーナ・アディルハーエワの先生の誕生日祝賀ガラ・コンサートという事で、出演者は彼女の教え子にあたるダンサーたちによる公演でした。また、マリインスキー劇場からウリヤーナ・ロパートキナとイワン・コズロフが客演に来ていました。コンサートは三部に分かれており、一部は「白鳥と湖」より第3場、二部は「スパルタクス」より第2幕、三部はコンサート形式、という構成。それぞれに見所がたっぷりの充実した公演でした。
第一部 「白鳥の湖」より第3場
オデット/オディール …アンナ・アントニーチェワ...
2008・5・11 「眠れる森の美女」 モスクワ・ボリショイ劇場 inクレムリン大会宮殿
2008年5月11日
オーロラ・・・エカテリーナ・クリサーノワ
デジーレ王子・・・ルスラン・スクワルツォフ (初)
リラの精・・・マリーヤ・アレクサンドロワ 客席の照明が落ち、開幕直前にアナウンスが入った。「本日はオーロラ姫のナヂェージュダ・グラチョーワに代わりまして、エカテリーナ・クリサーノワが出演します。」ザワザワと会場がざわめく。私もその一人だった。グラチョーワ目当てで行った公演だったので、正直に言うとこの瞬間に一気に気持ちがしぼんだものです。しかしそんなやる気のない気持ちもあっという間にどこへ行ったものか、クリサーノワの予想以上の好演にハッと目を覚まされます。幕が開けてすぐに、やっぱり観に来て良かったと思...