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2008・5・11 「眠れる森の美女」 モスクワ・ボリショイ劇場 inクレムリン大会宮殿
2008年5月11日
オーロラ・・・エカテリーナ・クリサーノワ
デジーレ王子・・・ルスラン・スクワルツォフ (初)
リラの精・・・マリーヤ・アレクサンドロワ 客席の照明が落ち、開幕直前にアナウンスが入った。「本日はオーロラ姫のナヂェージュダ・グラチョーワに代わりまして、エカテリーナ・クリサーノワが出演します。」ザワザワと会場がざわめく。私もその一人だった。グラチョーワ目当てで行った公演だったので、正直に言うとこの瞬間に一気に気持ちがしぼんだものです。しかしそんなやる気のない気持ちもあっという間にどこへ行ったものか、クリサーノワの予想以上の好演にハッと目を覚まされます。幕が開けてすぐに、やっぱり観に来て良かったと思...
2008・5・1 「海賊」 モスクワ・ボリショイ劇場
2008年5月1日
メドーラ・・・マリヤ・アレクサンドロワ
コンラッド・・・ドミトリー・ベロゴロフツェフ
ギュリナーラ・・・エカテリーナ・クリサーノワ
ビルバント・・・リナット・アリフーリン 主要の役の4名それぞれの個性を発揮していて、役同士のバランスが取れていて 良かったと思います。見所もなかなかありました。演目も明るくコミカルな感じ なので、舞台上も客席も楽しそうな雰囲気でした。
アレクサンドロワは、いつも安心して見る事ができる人の一人です。ピルエット などの回転系では軸足がしっかりと安定していて、クルクルときれいに回ってい ました。ジャンプの後の着地がドスンと音が響く事がたまにあって少し気になり ...
2008・4・10 「ラ・バヤデール」 モスクワ・ボリショイ劇場 inクレムリン宮殿劇場
2008年4月10日
ニキヤ…マリヤ・アラシュ
ソロル…アレクサンドル・ヴォロチコフ
ガムザッティー…エカチェリーナ・シプリナ
ニキヤはポリーナ・セミオノワの予定だったのですが、いつの間にか降板していました。アラシュはガムザッティで観た事があるのですが、ニキヤでは初です。身体は華奢で、しかし顔や雰囲気が濃いので、“舞姫”の要素はあったように感じました。おそらく彼女を単体で見たとしたならニキヤとしては少し違う気がしたと思うのですが、ガムザッティのシプリナと対比して見るとまあまあ良いかも…と思いました。
というのも、どうしてもアラシ...
2008・4・09 「ラ・バヤデール」 モスクワ・ボリショイ劇場 inクレムリン宮殿劇場
2008年4月9日
(ニキヤ…スヴェトラーナ・ルンキナ)
(ソロル…ニコライ・ツェスカリーゼ)
(ガムザッティー…マリヤ・アレクサンドロワ)
ボリショイ新館で結構回数を重ねて観ている演目ですが、クレムリンだとまたちょっと違った雰囲気。オーケストラの音がマイク通して聞こえてくることとか、ステージがだいぶ広く感じられることとか。でもまあ、内容は同じです。
(↑そのせいか、袖に引っ込む時に歩幅間違える?ダンサーが何人か…)
ルンキナは…清楚で、綺麗で可憐なバレリーナだと思います。ただ、ニキヤはどうも彼女に合ってないような気がしてなりま...
2008・3・26 「THE LESSON/ラ・シルフィード」
2008年3月26日
モスクワ・ボリショイ劇場まずは最初に「THE LESSON」。教師…セルゲイ・フィーリン生徒…ニーナ・カプツォーワピアノ教師…アンナ・アントロポーワ 小作品のバレエです。この作品はとてもダークな世界観を持ち、かなり好みが分かれるでしょう。はっきり言って気持ち悪さすら感じるのですが、そこがこの作品の持ち味です。 ヘンタイ教師といたいけな生徒、厳しいピアノ教師。出演者この3人。 舞台は陰湿な雰囲気のバレエレッスン教室で繰り広げられます。教師と生徒だけだと異質な空間に思われますが、ピアノ教師の存在が現実感を持たせます。役それぞれにイメージがあっているかはとて...