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ノヴォシビルスクの劇場紹介

2007年11月1日

人口ではロシア第3を誇る都市だけに、文化水準も高い様子です。
広告などからマネージメントの確かさが伺える施設が多かったのが印象的でした。
以下の記述は、2007年11月にノヴォシビルスクを旅行した際に集めた情報に基づいています。
チケット代などは、近年のインフラ傾向から考えても値上がりしている可能性が高いので、ご了承ください。


オペラハウス / コンサートホール / ドラマ劇場 / サーカス / その他


<オペラハウス>

国立オペラ・バレエ劇場


 モスクワや、世界のどこの都市のオペラハウスにも引けをとらないほど立派で、街のシンボルともいえるオペラ劇場。最近大規模な改装があったばかりで、威圧感さえある外観そのままに、内装・客席も迫力です。(なお、お手洗いはアジアに近いだけあって和式です。笑)

 客席も珍しいコロッセウム型。平土間席はあまり傾斜がないので若干観にくいですが、他はどこからでも観やすいように設計されています。

 劇場正面入口すぐのところにもボックス・オフィスはありますが、その他にも地下鉄“クラースヌィ・プラスペクト”、“ストゥジェンチェスカヤ”駅構内、またデパート“ツム”でも購入することが出来ます。

 チケット代は、特別なイベントのときは相応にしますが、レベルの高さに不釣合いなほど安いので、かなりお得な印象。

客席内


ホワイエ(客席を囲む回廊状になっています)


クローク(入口はいってすぐのところにあります)


<コンサート・ホール>

フィラルモーニア(ノヴォシビルスク国立フィルハーモニー)

ノヴォシビルスクはクラシック音楽のレヴェルの高さで知られていますが、ここがそのメッカとなっています。地方都市では街中でボックスオフィスを見つけるのが難しいのですが、このフィラルモーニアは地下鉄“レーニン広場”駅構内に出張ボックスオフィスを持っています。

 大ホールと室内楽ホールと二つの建物を持ち、毎日のように公演が行われています。値段もお手ごろで、100~300ルーブリ(450~1400円)ほどです。

 街の目抜き通り・クラースヌィ大通りにあり、ホテル“ツェントル・ラッシー”のすぐ近くです。


大ホールの写真。(実際は室内楽ホールの方が外観はゴージャスです。)

フィラルモーニア内のボックスオフィス

地下鉄構内のボックスオフィス


<ドラマ劇場>

マラジョージヌィ・チアートル“グローブス”

“マラジョージヌィ・チアートル”とは青年劇場という意味ですが、アマチュアということではありません。外観からもわかるように、ノヴォシビルスクの文化拠点の一つです。

 現在78シーズン目で、ほぼ毎日公演が行われています。チケット代は大人向けの公演が100~150ルーブリ(≒450~700円)、子供向けであれば80~120ルーブリ(≒350~550円)です。 

劇場内のボックスオフィス(地下鉄“レーニン広場”駅にもあります)


ドーム・アクチョーラ

 オペラ劇場から程近く、セレブレンニコフ通りにあるドラマ劇場。あまり目立たないところにあり、控えめな佇まいで、客席数も約200と小さいですが、公演数は多い様子。レパートリーも面白そうでした。

 チケット代は大人向け公演は100~250ルーブリ(≒450~1150円)、子供向けであれば50~100ルーブリ(≒250~450円)です。

劇場外観


クローク/ボックス・オフィス


<サーカス>

ノヴォシビルスク国立サーカス


地下鉄“クラースヌィ・プラスペクト”駅の近くにあるサーカスです。
既に夕方だったので写真を撮る以外何も調べられませんでした。



<その他>

ミュージカル・コメディ劇場

遊園地のような“文化と休息の中央公園”(英語にするとCentral Park for Culture and Restという感じ)の中にある劇場。客席は700程と大きくはないですが、設備は近代的ですし、レパートリーの中にはロシアでもっとも権威ある“黄金のマスク”賞に選ばれた作品がいくつもあります。

 大人向けの公演と、「ブレーメンの音楽隊」「アラジンと魔法のランプ」などの子供向けの公演とが行われていて、稼働率も高いです。チケット代は詳しく調べていませんが、大人向けでも70~300ルーブリほど(≒300~1400円)なので、子供向けはもっと安いと思われます。


ロシアの劇場紹介

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