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ニクーリン・サーカス(2007年12月9日)
2007年12月9日
■会場にたどり着くまで
ツヴェトノイ・ブリヴァール駅から歩いてすぐのところにあるサーカスです。その立地条件から、「ツヴェトノイ・ブリヴァールのサーカス」と呼ばれています。また、「古いサーカス」(ウニヴェルシチェート駅近くの「新しいサーカス」に対応して)とも呼ばれています。どの通称もそれなりに良く使われていて、どれが定番ということもないようなので、混乱しないようご注意ください。私は混乱しました(笑)
まずチケット購入方法ですが、街中のカッサ(チケット売場)でも買えますし、劇場向かって右側にある"KACCA"を目印にボックスオフィスを探して購入するという手段もあります。
今回、私は公演当日(というか開演10分前)にボックスオフィスで購入しました。チケット代は当時200~800ルーブル(900円~3600円)でした。座席数は非常に多いのですが、モスクワの2大サーカスの一つということで、休日は満席になることもしばしば、というのも納得です。
チケットの値段は、ステージからの近さと角度によって決まっています。基本的に円形の客席配置で、サーカス団も(おおよその正面はありますが)基本的に全方位で演技していますので、何が何でも正面でないと、ということはありません。ただ、サーカス特有の事情として、柱の存在があるので。視界を死守したい方は、後ろの方の席は避けた方が無難です。
写真:サーカス前の公園にて。
(誰かと来ていたら記念撮影したくなることうけあいの公園でした。)
■席に着くまで~劇場の施設について~
サーカスなのですが、サーカスだけに子どもが大喜びしそうなものがいっぱいです。一階には本物のラクダや豹と記念撮影できるコーナーもあります。おみやげ屋さんがあるのはサーカスのデフォルトですが、品ぞろえも一際充実しているような気がします。かと思えば休憩時間(もしかしたら開演前もやっていたかもしれません)にはジャズの生演奏などもあり、大人にとってもちょっとしたサプライズのある空間です。また、とても清潔なので、日本人にも安心です。トイレはちょっと学校のようでしたがが、それだけに数は多かったです(笑)
パンフレットは、簡単な出し物を記したA4二つ折りで50ルーブリ(120円位)でした。それ以外にもきちんと製本された写真入りのパンフレットが数種ありました。
↑写真:ビュッフェ
写真:ホワイエ内のおみやげ売り場↑
写真:ホワイエ内のおみやげ売り場↑
■公演
サーカスは、機会があればたまに見る位なのであまり詳しくないのですが、命かかってそうな大技が沢山ありました。通常のサーカス同様、10分~15分程度のプログラムが、一回休憩を挟んで12~3個。各プログラムの合間のつなぎにピエロ達活躍、という構成です。アクロバットは勿論すごいのですが、一つ一つのプログラムの設定が凝ってるので、ああ、やっぱり芸術大国ロシアの首都だなあと実感しました。機会があれば是非是非足を運んでいただきたいと思いました。
個人的に一番気に入ったのは料理屋のおかみさんが大鍋を開けると中から仔犬が4匹わらわら出てきて芸を披露するプログラムです。童心に返りました(笑)
写真:客席内