ロシアをしっかり楽しもう!
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自分らしい留学をめざして・・・出発です! [ → ]
研修のイメージです。 |
ロシアのエンターテインメント [ → ]
モスクワなどの大都市はもちろんのこと、芸術大国ロシアには小さな町にも劇場やサーカスがあります。世界一流のバレエやオペラなど日本より安価で楽しむことができます。モスクワの「ボリショイ劇場」サンクトペテルブルグの「マリインスキー劇場」は特に有名です。 |
美術観賞はいかが?
モスクワの「トレチャコフ美術館」やサンクトペテルブルグの「ロシア美術館」では、ロシアの画家たちのすばらしい絵画を鑑賞できます。世界的に有名な「エルミタージュ美術館」にはダヴィンチやラファエロ、ピカソやマティスなど超一流の西洋美術がずらり。何度も足を運ぶ価値があります。 |
ロシアのお土産 [ → ]
最も有名で、日本でも最近人気があるのがマトリョーシカ。その他にも、琥珀やプラトーク(ロシア風のスカーフ)、グジェリ陶器、ウォッカなどがあります。 |
ロシア料理を食べよう [ → ]
赤カブのスープ「ボルシチ」、おなじみの「ピロシキ」、ロシア風クレープ「ブリヌィ」、「ビーフストロガノフ」、ロシア風水餃子「ぺリメニ」などが有名。旧ソ連各国の料理も入り混じり、バリエーション豊かです。留学中にぜひたくさん試してみてください。 |
外国人のためのロシア語検定制度(ТРКИ)
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ロシアでは、2002年からロシア教育省付属ロシア語検定組織委員会のもとで、外国人のためのロシア語能力検定テストが制度化され、実施されるようになりました。これは英語のTOEFLやTOEICと同様にロシア語を母語としない外国人のロシア語能力を統一基準にもとづいて判断するもので、ロシアの大学の入学資格の判定などにも利用されます。
試験は、ロシア語検定組織委員会が認定したロシアの教育期間で随時開催されます。試験は6段階に分けて実施されます。(1) 初級レベル、(2) 基礎レベル、(3)
第1レベル、(4) 第2レベル、(5) 第3レベル、(6) 第4レベルの6段階です。第1レベルに合格するとロシアの大学の入学資格が与えられます。第2レベルは大学院(マギストラ)入学資格、第3レベルは大学院(ドクター)入学資格、第4レベルが標準的ロシア人と同等レベルです。受験希望者は、希望レベルの試験を受けることができます。
試験は主に、会話(Communication)、聞き取り(Hearing)、読解(Reading)、文法(Grammar)、作文(Writing)の5分野に分かれて行われます。結果は5段階評価され、評価3以上で合格となります。(結果を100点満点に点数化し、70点以上を合格とする場合もあります。)不合格の場合は試験の受け直しとなります。多くの語学学校や大学にロシア語能力検定テストに向けた「準備コース」が設けられています。 |
ロシア語を勉強する方法
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1. 参考書を買って独学
2. NHKロシア語講座(テレビ・ラジオ)で学習
3. JICなどのロシア語講座を利用
4. ロシア語の先生から個人レッスンを受ける
5. 大学でロシア語の講座を聴講
6. 本場ロシアで短期研修(プチ留学)
7. 本場ロシアで長期留学 など
(1) と(2) の独学&NHKは、気軽にロシア語に触れてみる最初の一歩としていいですね。しかし、安価で場所を選ばないというのが利点である一方、自力で学習を続けるには難解な言語であることから、途中で挫折する人も多いでしょう。格変化が出てきたあたりで、頭がこんがらがって止めちゃう人が多いのでは?
(3) 〜 (5)でグループまたは個人レッスンを受ける場合、先生や仲間と一緒のため楽しく勉強ができますね。ややこしい格変化も先生のわかりやすい説明で理解しやすい。ただ、お住まいの場所によっては、近くに講座がないか、先生がいないということもあるでしょう。
(6) と (7) はロシアまで行って、ロシア語を学習するというものです。留学というと半年とか1年と考えがちですが、現在は1週間からという超短期なロシア語研修も可能になっています。ちまたで言うプチ留学ですね。ロシアも例外ではなく、プチ留学を楽しむ方が増えてきています。旅行なら気軽に行けるのに、留学ってそんなに簡単に行ってもいいの?ロシア語はほとんどできないのに…と、尻込みしなくても大丈夫。短期留学の多くはマンツーマンレッスンなので、アルファベットから始めるロシア語でも問題ありません。大切なのは、本場でロシアの空気を感じながら学習できるということです。ロシア語の先生のお宅にホームステイしながら、一緒に観光や買物を楽しんだり、料理を作ったり…。観光もホームステイもロシア語も、と短期間でぎゅっと詰まった異文化体験が出来るでしょう。
ひとりではちょっと…という方には、グループ研修で出発する研修旅行もあります。JICでは春と夏(例:ペテルブルグ大学+モスクワ旅行)にグループ研修を設定しています。初めての方で、日程が合えばこういうグループ研修に参加されると安心ですね。ただ、日程が設定されている、日数が長い(約
3週間)ためどうしてもお休みが取れない、という方にはいつでも都合の良いときに好きな期間だけいけるプチ留学がお薦めです!
もちろんしっかりロシア語の勉強がしたい、という方には長期留学がお薦めです。JICでは3ヶ月までを短期研修、3ヶ月以上を長期留学と位置づけています。
長期留学は主に大学が主催している外国人のためのロシア語学習コースに参加することになります。この場合は、基本的には全期間大学寮に滞在します。また、少し割高になりますが、各種コースの整った私立の語学学校を利用することも可能です。
1年間( 10ヶ月間)の語学コースを終えて更にロシアに残る方は、大学本科やマギストラ(大学院)へ進むことになります。 |
JICについて
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JICの仕事を始めて 30年。私の人生の中でJICでの仕事が一番長い時間を占めるようになりました。最初の 10年は今やもう歴史の中の存在となってしまったソビエト連邦との交流でした。毎年夏に青年交流の船をソ連極東(ナホトカ、ウラジオストク)に出し、ピオニールキャンプに子供たちを送り、ソ連船を日本各地で受け入れ、ペレストロイカにまつわるセミナーやシンポジウムを毎年のように開きました。
ロシアとの交流に欠かせないロシア語教育に留学生派遣という形で取り組んだことは、JICの大きな財産となりました。JICスタッフの大半が留学経験者で、(私以外の)ほとんどのスタッフがロシア語を話せるというのは、私の自慢のタネの一つです。
ロシアとの日常的な交流という第 1の課題は、ロシア語留学生の派遣、ロシア語講座の開催、急増しつつある在日ロシア人(旧ソ連諸国出身者)との交流とサポート、そしてJICインフォメーションによるロシア情報の提供といった形で実現してきました。まだまだ足りないことばかりですが、日本とロシアが良き隣人として協力し合える関係を作っていくために、これからもJICの活動を着実に拡大していきたいと思います。 |
JIC副会長 伏田昌義 |